美容室を作るときにやってはいけない「アレ」とその対処方法3つ

片付けの極意

美容室を作っていく時、設計段階でどんな事をデザイナーさんに伝えたらいいのかわからない時ってありますよね。

雰囲気はどんな感じになるのか?どんな内装にしたいのか?作り方はどのように作るのか?など設計図だけでは分からない事も多いと思います。

設計図を考えるときはコンセプトがとても重要になってきます。コンセプトの考え方と、それに対しての人事なども関わってきます。既存のお店から異動したり、リクルートをかけたりしなければならないこともあります。

今回は美容室の設計をする段階で感じたデザイナーさんに何を伝えたらいいのか?どんなやり取りをしていくのか?コンセプトや人事はどうなのか?をまとめましたので、一緒に見ていきましょう。

美容室を作るときはどんな順番で作るのか?

設計段階から美容室を見る機会は今回初めてだったので、全然想像がつかなくて何をしたらいいのか分かりませんでした。設計図の話し合いに参加できるなんてとてもワクワクしますよね!

ありがたい事に今回は口を出させて頂くことが出来ましたので、ガンガン口出ししていこうかなと思っていました。最初は新築の家を作る感じなのかな〜と思っていました。ですがそれが間違いだった‥。

その失敗も含め紆余曲折しながらたどり着いた今までの足跡を説明していきます。

事業計画

まずお店作りにとって大切な事は動機ですよね。「なぜやりたいのか」と言う事です。僕の動機は正直に言うとシンプルに「もっと楽しい職場を作りたい!楽しく働いて実績も出せるお店を作っていきたい!」ということです。この動機ははっきりしておくべきでしょう。

一つの事業を作る動機として「なぜ始めたのか?」と言う事は融資を受ける際にも大切になってきます。今のお店をもっと拡大して事業展開をしていきたいなど理由は様々。

事業計画を銀行に出すときも銀行はこの「実績を作りたい」と言うはっきりした動機が求められているといいます。ここが「お客様のために〜」と綺麗事を言ってもダメで、最初の動機は自分のエゴや自己中心的な事をぶちまけてしまいましょう。

その対局にあるものが究極の綺麗事です。例えば「お客様の髪を綺麗にする事によって今までよりももっと喜んでもらいたい!」と言ったシンプルな想いの部分になります。これが目的です。この動機と目的の2つが社会に何を貢献できるか?といった要素になってきます。

コンセプト

ここからコンセプトの作り方を説明していきます。今回は動機が「楽しく実績を作りたい!」目的は「お客様に髪を通じてもっと綺麗で素敵な毎日を過ごしてもらいたい」という事でした。その2つを合わせて自分は社会に何を提供できるの?ということがコンセプトになってきます。

僕がなぜこのようなコンセプトにしたいのかというと、楽しく無いところには人が集まって来ないという事です。何でもそうですが自分が一番輝いていないと周りも照らすことができません。スタッフも輝け!頑張れ!と言っても自分自身が頑張っていないとスタッフもついてきませんよね。

僕が一番楽しいなとか、もっとやってみたい!と思う事は新しいことややった事のないことにチャレンジできる風土を作りたい!ということです。今までのお店の中で出来なかった新しいメニュー、今までのやり方を捨ててフットワークを軽くしていきたいなと思いました。

そこで僕が着目したのは「整理整頓」です。整理整頓を徹底することでフットワークが軽くなるのです。

これは自分の過去を振り返ってみて気付いたのですが、もともと部屋を模様替えすることが好きだった自分は学生の頃から1ヶ月に一回ぐらい部屋の模様替えをしていました。

でもなぜかいつもしっくりこない。何でしっくりこないのかなと疑問に思っていて、でもそれはすごく小さな疑問なので自分でも気づいていないくらい小さな疑問だったのです。そこで出会ったのが「そうじ力」の本だったのです。

その本をみて実践してみるととても部屋が片付いて、気持ちまでスッキリした感覚があったのです。そこで気づいたのが、部屋にはものがない方が「スッキリしていて居心地が良い」と感じたのです。

部屋もそうですが自分のフットワークも軽くなったのです。ものが片付くと思考の整理も出来てくるので、何か疑問に思ったら「すぐにやってみよう!」という効果があったのです。

そこでどうにか自分の仕事にもこのスッキリして居心地のいい感覚を取り入れたいということで今回のお店のコンセプトは「Less is more」に決めました。

意味は、「より少ない方がより豊かである」という事です。これは昔の建築家の人が言っていた言葉だったのです。僕が思ったのは普遍的な価値を提供したい。流行や時代に左右されない価値のあるものって何だろう?と考えたときにこの言葉に出会ったのです。

いつまでも「ここにきてよかった」と言われる価値を提供したいのでブレない軸をコンセプトにしたのです。それが僕のポリシーでもある、シンプルな暮らしや持たない暮らし、そういう事にマッチしたからなのです。

モノやコトをより削ぎ落として、古くなったやり方をどんどん今に最適化していく。生きる時間軸を「今」に持ってくる。「今」必要なアイデアをどんどん取り入れてお店の中の新陳代謝を活性化していく。

そうする事で新しいチャレンジをすることが出来て「楽しい!」となるわけです。自分が一番楽しむ。それがスタッフに「楽しさ」を与える秘訣なんだとわかりました。

そういうコンセプトが出来たのでどんどんアイデアや内装イメージ、商材などが頭の中で決まってきました。

人事

そうは言ってもお店に人が集まってこない事には話になりません。いくらいいお店を作っても働いてくれるスタッフがいなければお店は運営出来ませんし、人手不足になっているお店からスタッフを決めていく作業が一番大変。行きたいと言ってくれるスタッフもいるけど既存のお店の実績の事も考えないといけない。

スタッフが抜けるとお店の数字も下がってしまいます。なのでなかなか既存のお店から人は集められない。それを考えると休眠美容師や今のお店に不満のある他の美容師さんに一般募集をかけて人を集めるしかないのです。

その募集もなかなか集まりませんし今の職場がいいと思っている人はやめたくないのです。募集をかけて来てくれる人は今のお店でなかなかうまく行かなかった人か、今働いている店のメリットより他のお店にメリットを感じてくれる人しか来ないのです。

なので他よりももっと魅力のあるお店にしなければなりませんし、スタッフにメリットがないとなかなか定着はしてもらえません。

スタッフにメリットを作るためには給料なのか、名声なのか、福利厚生なのか、圧倒的な時間の自由なのか。色々考えたのですが、新しいお店では「美容師をやめてしまったママさんでも働けるお店」を作ろうと考えています。

お店のコンセプトとして無駄なことを無くして行こうという意味もあります。なので無駄な時間を無くしてより短期間で実績を作れるようにしたり、ノウハウをマニュアル化する事によって、技術やサービスのムラを無くそうと考えています。

そうするとすぐに美容師として復帰できるので、出産でやめてしまってブランクがあるけどまた働きたいママさん美容師をターゲットにしています。

子供が生まれて仕事をやめてしまった、でもまた復帰して美容師をやりたいという美容師さんは多いと思います。でもブランクがあるから心配、お客様がいないから売り上げが作れないけど大丈夫かな?そんな美容師さんが働きやすい職場、ブランクがあっても復帰できるプログラムも作ろうと考えています。

店名

お店の名前とロゴを作るにあたって、一番いいのは自分で考える事です。ですが外注に出してみるのも一つの手。外注したほうがコンセプトに基づいてデザインされたロゴも出てきますので洗練されてますし、スタッフが名前を考えて消耗するより、合理的でいいと思います。

今回はコンセプトが明確に決まっているのでLess is moreの頭文字「L」と「i」と「more」をとって「Limore」(リモア)にしました。本来の名前の役割はシンプルでわかりやすくて覚えやすく、親しみやすく言いやすい。そこをメインに思って名前をつけました。

名前はこだわりすぎたり、カッコつけすぎたりすると逆にカッコ悪くなってしまうので気をつけて行きたいところですね。あとは電話でも言いやすいとか、おばあちゃんでも言いやすい。そんなことが名前には求められていると思います。

内装

今は内装の設計段階、イメージ段階でこれから徐々に作っていくのですが、実は設計したそのままの通りにならないことが多いそうなんです。設計図の8割くらいが反映されるとこのと。

作るのが大工さんなので設計図をみながらその場所に合わせて作っていく。実際に場所をみてイメージと違った雰囲気の場合があるようなのでちょこちょこ通って口出ししないと変になる可能性が出てくるそうです。

今回僕がお願いした内装でセット面を3角形にして欲しいという要望をお願いしました。

こんな雑なイメージでしたがちゃんと設計図に落とし込んでくれました。(ありがたい)

なぜセット面を3角形にしたかったかというと、合理的な中に不合理な三角のセット面を作る事で「自然」を表現したかったのです。設計図は合理的に導線を考えながら作られます。ですが自然な感じがない。あえて3角形という美容室の導線にはかなり不合理な形のセット面を作る事で自然を表現したかった。

そうする事で自然が多い周りの地域の特徴をお店の中に取り込んで地域に根ざしたお店を作ろうと思ったのです。

これは見事に設計士さんに気に入られて反映され、そのまま設計図に盛り込まれることになりました。

設計図をお願いするときの注意点


ここで設計士さんと打ち合わせするのですが、設計士さんも人間ですので1度作ったものはあまり変えたくない。設計図を1度考えたらそのイメージが定着して変えたいと思わないのかもしれません。

「このカラー剤を扱うところはカラーで汚れるので黒にしてほしい」という要望を出したところ、「やだ」と言われたのです。(笑)

「「やだ」ってあんた…」と言いたくもなりましたが、そこはグッとこらえて、「こうしたらどうかな、ああしたらどうかな」など意見を言ったのですが全然聞いてくれませんでした。

実際に図面に起こしてもらうと意外に導線が悪い事がわかったので少しセット面の配置を変えてはどうでしょう?と言った提案をしてみたのです。

ですが設計士さんはそれよりセット面はこの3角形のままで良い。今までに作ったことのない美容室を作りたい!という思いが強くてなかなか変えてくれませんでした。ですが自分も「他の美容室には無いセット面だから効率が少し悪くても出来上がりを見てみたいな」という気持ちもあり、そのまま3角形のセット面にしたのです。

これは設計士さんの熱意に負けました。出来上がりが楽しみでしょうがないですね。

最終的にカラーを扱う場所では石でできた石版を敷く事によって解決しました。石だったらカラーで汚れても染まらないし、拭くと汚れも落ちるのでいいかもしれませんよね。出来上がりが楽しみになりました。

設計士さんを選ぶときは自分の要望を叶えてくれそうな人にやってもらったほうがいいと思います。周りでその設計士さんにお願いした事がある人に聞いてみるなどするのも1つの手でしょう。

それでも設計士さんによって聞いてくれる場合も聞いてくれない場合もあると思うので一番最初の段階で「こうしたい!」というのを全力で伝えなければいけません。

何事も最初が肝心とはよく言ったもので、最初で8割くらい決まってしまうので設計をする前段階である程度自分の中で設計図を考えておなどの覚悟はしておいたほうがいいと思います。

デザイナーにしっかりとコンセプトを伝える

今回はコンセプトが決まらないまま設計図の話をしてしまったので、100%コンセプトが伝わったとは言えないと思います。

コンセプトはお店の骨の部分に当たりますのでしっかりと明確に言語化する必要があります。そのためには日頃からどんどんアウトプットを心がけていく事が大切で、自分の思いを言葉にする。そうする事で自分の気持ちが伝わってやりたい事が明確になってきます。それが出来るようになって、判断基準が明確になると無駄なモノやコトが減ってくる。

そうすると自分自身のコンセプトもブレない軸がで来てきます。その一つの方法として言語化はとても良いです。

僕のコンセプトの作り方はブログを書く事でなんでそう思ったのか?など自分の大切にしているものを言語化する事でした。そうする事で自分の頭の中も振り返る事ができ結果的にコンセプトが明確になりました。

いろんな事をブログに書く事によって何で自分はこう思ったのか?とか、どうやってそこにたどり着いたのか?という事を振り返る事ができたのでより自分が何を大切にしているのかがわかり、集中したい事がわかって来たように感じます。

コンセプトはしっかり決めてから設計段階に持ち込みましょう。

まとめ

設計図を作る前、コンセプトの段階から美容室作りは始まっています。なんでそう思ったのか?どうやって夢を叶えていくのか?そう言ったことを常日頃から考えていくと美容室作りは自分の理想に限りなく近づいてくるのではないでしょうか。

今回の美容室の作り方の設計図段階の注意点をまとめると

  • 動機をはっきりさせる(なんでお店を作ろうと思ったのか?不満や自分のエゴ)
  • 目的をもつ(どうやってそれを叶えていくのか?綺麗事を述べる)
  • コンセプトを明確にする

この3つさえ最初に出来ていればどんなビジネスも成功できるのではないでしょうか。ここで大切なのが圧倒的に自分のやりたい目標をもつこと、これに限ると思います。その目標が高ければ高いほど現状に不満をもち、新しいイノベーションが起きるのではないかと思いました。

ですが目標や夢を語ると必ずと言っていいほど足を引っ張る人が出てきます。そんな人は無視していいでしょう。それよりも自分がどう思うのか?の方が大事なのです。自分が一番ハマれるもの、楽しいと思う事、没頭できる事にどんどん時間を使うと、「今」が変わってきて「未来」が変わってくるものなのです。

最後にある作家の名言を紹介して終わりたいと思います。

夢をバカにする人間から離れなさい。
器の小さい人間ほどケチをつけたがる。
真に器量の大きな人間は、

"できる"と思わせてくれるものだ。

マーク・トウェイン

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