知っておいて損はない!美容師のアシスタントを教育するための3つの法則

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永く美容師をやっていると後輩アシスタントも出来て、もしかしたら「教育者」という立場に立ったこともあると思います。後輩を「教育しなきゃ!」なんて思い、色々と試行錯誤することもあるかと思います。ですが、後輩は育たないし、全然技術を覚えてくれない!じゃあどうすればいいのか?なんて思ったことありませんか?

そんなあなたに現役美容師の僕が教えます!後輩を教育してきて爆速で育てる3つの法則!この3つの法則を実践して明日から後輩の教育に役立てて、ガンガン後輩を育てちゃいましょう!

最初から教えない、わからないところを教える

いきなり矛盾した見出しで申し訳ないのですが(笑)美容師のアシスタントに最初から丁寧に教えてくださる先輩方も多々いらっしゃいますし、「教えるのが当たり前」という文化も社内にはあるのではないでしょうか?

この、「最初から教えない、わからないところを教える」という考え方は禅のお坊さんから教えてもらったのですが、この考え方は自分の中でとても納得した考え方でした。

自分が入社した当時は熱心に教えてくださる先輩方がとても多かったです。でもありがたいのですが、あまり口出しすぎると考えなくなってしまうんですね。

自分もつきっきりで教えてもらうこともありましたが、あまりつきっきりで教えてもらっても自分のしたい練習ができないんですね。それで先輩に頼ってしまう。

これは後から自分のしたい練習をしなさいと言って自主性を持たせてあげてもあまり意味がありません。

できる限り自分でさせてみるべきです。そのほうが自分で気づき、自分で改善していくようになります。

もし、それができないのであれば、美容師と違う道を探すのもいいと思います。それだけ美容師は大変な職業ですからね。

よくある弊害として、カラーの新しい技術の講習会ですが誰か出席される方いませんか?なんてみんなに促しても誰も参加しない。

そして店長は上司から「誰かを参加させるように声をかけて出席させないとダメです」なんて言われて声をかけてもスタッフはあまり乗り気じゃなく、やらされた感じの返事。

そして店長はスタッフがやる気がないと感じる。

これはとても悪循環ですよね。僕はこれほど厄介な押し付け型教育はないと思います。

自分が今までスタッフを教育していてとても感じていることがあります。それは何かと言うと

「本人が欲していないと覚えない」という事です。

本当にやりたいことは自然と覚える

レールを敷かれた教育方法はスタッフに何も考えず、自分の好きなことも知らずにただただ毎日技術の練習をして、達成感も感じられず、途中で飽きて「合格する為の練習」になってしまう。本当の「綺麗にする為の技術」が身につかないんですよね。

僕はこれでは、「主体性を育てよう」とか、「自主性をだす教育とか」言ってもいつまでたってもスタッフの主体性や自主性は育たないと思っています。なぜかというと、自分がそうだったからです。

アシスタントの時は練習を毎日見ていただける環境がありましたが、自分は毎日練習を見てくれても、自分の中でちゃんと出来て、そのあとにしっかり先輩に見てもらい、練習の成果が出せる方が自分も先輩も無駄を省けるんじゃないかと思いました。

僕はある程度練習してわからないところがあれば先輩に聞くなどすればいいと感じましたが、中には同じことを思った人もいるんじゃないでしょうか?

教えてくれる人の中には練習している人の代わりに全部やっちゃう人っているんですね。勝手に取り上げて仕上げちゃう人。

「そんなに自分でやりたいなら自分でやったら?」とさえ思います(笑)

待つことが大切

自分の中では一番早くに結果を出すのであれば「何も教えない」というのが一番近道です。

だいたい教育で一般的なのが、こっち(会社)側で早めに結果を出したいからカリキュラムを組んで、期間内にそのカリキュラムを終わらせる。

自分もやってきて思いましたけど。これでは「主体性なんて育たないな」と思います。

やってきた僕の感覚としては「やらされた感」満載だからこそ先輩は「教えたい気持ちを抑える」ことが一番「教える」ことになるんだと思います。

こちらから出来ることは「どうですか?」と聞いてあげることや、背中を押してあげることなんじゃないかなって思います。

主体性のある人を作りたいのなら一番の方法は「待つ」ことだと思います。

喉がかわいていないのに水を出されても飲みたくないんですよね。

喉がカラッカラに乾いているからこそ、「教えて下さいっ!」ってなるんじゃないでしょうか。

それがわかっていないと本当にいいスタッフは育たないと思います。

本当に教えて欲しいことを1つだけ教えてあげる。

講習会などに参加しないって嘆いている人は「スタッフをピックアップして参加させなければならない」的なことを言う方もいらっしゃいますけど、僕は違うと思うんですよね。

本人が本当に欲しているもの、それを「欲しがるまで待つ」事の方が大切だと思います。それか欲しがる環境を作ってあげる。

まぁ声をかけてあげるのも一つかもしれません。ですがやる気はそこまで出ないでしょう。本当に欲してないんで。

目の前の利益を求めて早く早く育てようとすればするほど育たなくなっていく。

グッとこらえて、相手が「どうしても教えてほしい!」と言って来たところ、そのタイミングを逃さず教えてあげることが1番の近道なんですね。

結果的にこちらから働きかけるより、待って待って自主性を持たせてあげた方が結果的には成長は早いですね。長い目で見るとですが。

「先輩!カット教えて欲しいんです」なんていってきたらこっちのもの。それが教育の極意なんじゃないですかね。

教えて欲しい時にめっちゃ教えてくれる。それが先輩の在り方だと思いますし、使命です。

わからない所を教えてあげる


美容師の新人アシスタント時代ににありがちな先輩の対応として「分からないことがあったら聞いてね」なんて甘いささやきをする先輩が居て、いざ分からなくなって聞いてみると「前も言ったよ!なんで覚えないの!」なんて怒って教育してしまう先輩って多いんじゃないでしょうか?

さて、自分はどうだったか振り返ってみましょう。

美容師の衛生管理の教科書を1冊500ページくらいあるやつ渡されて、「明日までに覚えてね」なんて言われても覚えられるはずが無いですよね。間違いなく僕は出来ません(笑)

先輩もその教科書渡されたくらいのレベルで後輩に伝わっていると思ってもいいでしょう!

あとは「教える」というスタンスをやめた方が良いですね。逆に「自分だったらこうするな」とか、「相手がそれをされたらどう思うんだろう?」と言ってあげた方が聞いてもらえると思いますよ。

教えるのが上手なひとは教わるのが上手な人なんだと思います。

聞いてあげることも大切

先輩が後輩を教育する上で先に予想して喋ってしまうパターンがありますが、これは先輩の聞く耳を養う訓練が必要です。

先輩はある程度経験しているのでなんとなく頭で先に「あ、このパターンだな」と気づいて後輩のニーズを引き出せないまま答えを出してしまう場合もあります。

これは先輩の聞き出し不足です。

後輩がどんなことを問題に思っているのか?どんな瞬間にその課題を意識しているのか?を聞く必要があります。

聞いてくれた後輩は、自分で喋ることによって自分の課題を整理して見つめ直すことができるからです。

それとちゃんと聞いてくれた安心感で、聞いてくれた相手の話を聞くようになるのです。

信じてあげる

美容師のアシスタントを教育する上で大切な事の3つ目に信じてあげる、信頼するということがあります。

思い切って任せてみる

ある程度技術の進歩がみられた思い切って任せて見ましょう。

ですが、任せるのは怖いところもあります、お客様にクレームをいただくのではないか?なにか失敗をしでかすのではないか?という不安が残ると思います。

自分もアシスタントの頃はそうだったのですが、任せてもらえると「信頼されている」という安心感があり、「先輩の大事なお客様を不快にさせちゃいけない!」と、アシスタントは考えます。

それによって、アシスタントは素晴らしい接客をするようになります。

引き継ぎの技術

お客様をアシスタントに引き継ぐ際には「楽しく」引き継ぎましょう!この、「楽しく」というところがポイントで、楽しく引き継いでもらったアシスタントはよりお客様と会話が増え、盛り上がりやすくなります。

この時にアシスタントを下げて言うひともいるんですが、僕は逆で、アシスタントを上げて引き継ぎします。(大げさに)その方がハードルが上がってアシスタントも手が抜けないんですよね。

そんなことも引き継ぎのときには必要だと思います。

あとは引き継ぐその瞬間、顔が変わるスタッフもいるんですね。みんな人間ですからしょうがないといえばしょうがないのですが。その引き継ぐ瞬間の一瞬の表情。

その一瞬の表情に人間性が出ると思っています。お客様と会話しているととてもニコニコしている先輩が居たとして、アシスタントが話しかけてきた瞬間、表情が般若に変わる。

これって怖くないですか?「いままで私に話していたさっきまでの明るい表情はなんだったの!?」「この人裏表が激しいのね!」なんて思われてしまってはお客様も指名なんてしたくありませんよね。

というか、人間性を疑ってしまいます。(笑)

ですので、アシスタントを育てる時は思い切って任せちゃいましょう!そして、失敗したらフォローしてあげるのが先輩の役目だということもわかるんじゃないでしょうかね。

それが出来ないのであればアシスタントを使う資格はありません。

まとめ

いかがでしたか?

美容師のアシスタントを教育する上で大切なポイントは以下の3つです。

  • 教えない
  • 分からないところをしっかり教える
  • 信じてあげる

この3つをやる事でアシスタントはイキイキしてくるはずです!自分もアシスタントの頃はそうでした。

長い時間、しかも20代前半の大切な青春時代を先輩たちのアシスタントに回ってきた自分としては、早くデビューして立派なスタイリストになりたい!という目標がありました。

アシスタントの時代はつらくて苦しくて時間もないしお金も無いし、何にもないんですよね(笑)だから楽しみってお客様の笑顔だったり、自分の成長だったりするんです。

僕は最初のお店が巨大な店舗だったので、とても人間関係や業務が多くて苦労しましたが、その経験があったからこそ今の自分がいるんだと思います。

若い子たちに言いたい事は「先輩の言うことなんか聞かないで自分のやりたい事に真っ直ぐ突き進め!」と言うことですね!

やりたい事をやっている時が人間って一番輝くんですよね。

それをサポートするのが先輩の役割だと思うので、先輩達はより一層頑張らなきゃですね!

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