どうやって撮ってるの?美容師がやっている撮影のコツを4つ教えちゃいます!

美容師How to

美容師になってから撮影する事は日常茶飯事ですよね?ですがうまく撮れなかったり、微妙な写真しか撮れないときってありませんか?せっかくモデルさんに協力してもらったのに可愛く撮れなくて微妙な空気・・・なんてこともありますよね!

そこで!今まで僕がスタイリストとして経験してきた撮影のコツを余すことなくこのブログをみている人だけに教えちゃいますね!これで明日から撮影なんて怖くないですね!早速みて実践してみましょう!

カメラの基礎知識

美容師を初めてスタイリストになり、撮影など作品を作る時にコツがわかっているととてもやりやすいですよね。そこでまずは撮影に必要なカメラの基礎知識から教えていきますね!

絞り値

絞り値とは、レンズを通ってフィルム上に写る写真の明るさのことです。
絞り値はF+数値で表され、F1.4、F2、F2.8、F4、のように表されます。F値やFナンバーと呼ばれることもあります。

絞り値を大きくすると、絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さくすると、絞りが開いてレンズを通る光が多くなる。

たとえば、絞り値をF4からF5.6に変えると、レンズを通る光の量は半分に減り、撮像素子上に写る像も半分の明るさになります。絞り値を変えると、ピントの合う範囲が変わります。

絞り値を大きくするほど全体の写真のピントがあってきます。逆に、絞り値を小さくするほどピントの合う範囲が少なくなり、ピントの合っている範囲以外はボケて見え、ドラマティックな雰囲気が出ます。絞り値を大きくした場合は以下のような写真になります。

全体にピントが合っているので硬い印象の絵になります

反対に絞り値を小さくすると以下のような写真になります。

顔にかかる髪の毛にピントが合っているので後ろの髪の毛がボケて全体的に柔らかい印象の絵になります。

美容師が撮影で硬くかっこ良いモードな写真を撮るときは絞り値を高くするとパキッとした雰囲気が出てエッジの効いた写真になります。柔らかく、ナチュラルな雰囲気を出したいときは絞り値を低くしてあげるとボケみが出て写真全体の明るさも増して柔らかい雰囲気の写真に仕上がるので、うまく使い分けていきたいですね。

ちなみに僕はF1.4でかなりぼかして撮るのが好きなのでいつもその設定です。背景も入れたい写真であれば少し絞ってF値を高くすると背景も綺麗に入ります。

シャッタースピード

シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。
シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表わされます。シャッタースピードを速くすると、光がフィルムにあたる時間は短くなり、シャッタースピードを遅くすると、光がフィルムにあたる時間は長くなります。

シャッタースピードを変えると、動いている被写体の写り方が変わります。シャッタースピードが速いと、動いている被写体を止まっているように写せますが、シャッタースピードが遅いとシャッターが開いている間にカメラが動いて手ブレになったり、被写体が動いてブレて写ってしまいます。

つまり、シャッタースピードが速いほど動いている被写体をブラさずに写し止めることができ、手ブレも少なくできます。逆に、シャッタースピードを遅くすることで、髪の毛の動き、被写体の動きを表現することができます。

シャッタースピードを変えると、被写体の動きを写し止めるか、動きを表現するかをコントロールすることができます。

 

モデルさんに顔を動かしてもらいました、シャッタースピードが遅いとブレるので動きのある写真が撮れます。

同じスピードで顔を動かしてもらいました、シャッタースピードが早いと止まって見えるので少し硬い印象の写真になります。

美容師の撮影で躍動感を出していきたいときはシャッタースピードを遅くしてあえてブレさせてあげることで動きのある写真になります。逆にシャッタースピードを早くすることでピントが全体に合い、髪の毛1本1本まで写真で表現することができるので硬く、クールな写真に仕上がります。

僕はいつも160分の1秒を基本的なシャッタースピードとして使っています。外でも中でも一番使いやすいスピードなんですよね。

ISO感度

デジタルカメラの場合、ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。デジタルカメラは、フィルム(撮像素子)に当たった光を電気信号に変えて処理します。ISO感度を上げることは、電気信号を増幅することです。ISO感度を2倍にすると電気信号は2倍に増えます。

ISO感度を2倍にすると撮像素子に当たる光の量が半分で適正露出になります。
つまり、ISO感度をISO100からISO200に上げると、同じ絞り値(F値)であれば2倍速いシャッタースピードで撮影できます。ISO200からISO400に上げた場合も同様です。

暗い室内などではシャッタースピードが遅く、手ブレや被写体ブレが発生してしまうことがあります。しかしISO感度を上げれば、シャッタースピードを速くしてブレを抑えることができます。

ISO感度は撮る人が決めることも、カメラのモードで自動的に撮れるようにすることもできます。

以下の画像はISO感度を明るくしたときの写真です。周りの光の量によって明るくしたり、暗くしたり、調節しましょう。

ISO感度を高めに設定すると写真が明るくなるのでモデルさんの顔色がよく見えたり、カラーがはっきりと見えるようになります。

以下の画像はISO感度を暗くした場合の写真です。

ISO感度を低めに設定すると画像が暗く映るのでパッとみたときの印象をクールに見せる効果があります。

どちらかというとISO感度を高めにすると画像が荒くなってしまうのであまり極端に感度を高くするような使い方はしない方が良いかと思います。撮影をしているときに「少し明るくしたいな」「少し暗くしたいな」というときに目盛りを1個ずつ変えて行くという使い方が理想だと思います。

僕はナチュラルなサロンスタイルを撮るときは写真が荒くなっても明るめで撮ります。明るめで撮ると、柔らかい印象になるのでたくさんあるヘアスタイルの中から目を止めてもらえるような写真になりますよ。

ホワイトバランス

ホワイトバランスとは、光の色温度によって色が変わってしまうことを防ぐための機能です。

デジタルカメラのフィルム(撮像素子)は光の色の違いをそのまま出してしまうため、光の種類によって写真全体に色が付いてしまいます。
この余計な色を取り除くように調整してくれるのが、オートホワイトバランスという機能です。

たとえば、電球の下では写真が赤みがかってしまうので逆に青くなるように設定されます。

撮影した画像の色みが思い通りにならないときは、天候や光源に合わせてホワイトバランスを変えることができます。
電球、晴天などオート以外の設定にすることで、意図的に赤味を増したり、青味を増したりするなど、イメージにあった色味の写真にすることもできます。

以下の写真は青みがかったホワイトバランスにしたときの写真です。上からの明かりが赤みを帯びている電球だったので、ホワイトバランスを青くすると赤みが補正されて目で見た色味と同じになります。

周りの電球の赤み加減で写真の色が変わります。この写真は普通に見えますね。

以下の写真はホワイトバランスを間違えてしまった場合です。通常ストロボの青い光のところで使うホワイトバランスなのでカメラが青みを補正しようとして赤く写ってしまいます。

ホワイトバランスを間違えて使ってしまうとこんな写真になってしまいます。

美容師が撮影でホワイトバランスを調節するときは周りの光の色温度をよく観察して写真にとったときにどんな雰囲気がでるのか?撮りたい写真に近づけるにはどんな色味で表現するのがいいのか考えながら調節してあげるといいと思います。

僕はいつも撮るときの場所の電球がオレンジ色なので青みの強いホワイトバランスを使って写真をとっています。

ホワイトバランスの使い方は補正と強調

ホワイトバランスの使い方は上記のような補正する場合と、逆に青空や夕日を強調してくれる効果もあるのでそのときの状況や目的にあった写真に合わせてホワイトバランスを使うようにしましょう。

ライティング

美容師が撮影をする時のコツの中でもライティングにも気を使わなけらばなりません。ライティングで撮影の良し悪しが決まるのでライティングにも細心の注意を払う必要があります。ライティングで注意する点としては

  • 不自然に見えない事
  • ライティングを感じさせない事
  • 何もやっていないかのように見せる事

どうやったら自然に見せる事が出来るのか?という疑問が出てくると思いますので、もう少し詳しく説明しますね。

太陽は一つ

基本的には太陽は一つしかありませんし、被写体より高い位置にライティングをする必要があります。なぜなら実際の太陽は高い位置にあるからです。下から光が当たったら不自然ですよね。下から当てて怖い雰囲気を出すという手段もありますが、ここでは人物撮影のコツを説明しているので別な記事で紹介したいと思います。

2灯目からはサブライト

2灯目以降のライトは基本的にサブライトとして使います。1灯だけで自然でいい感じが出るのであればそれで終わりですが、少し表情を明るく見せたい時や、影を消したい時などはサブライトで消していきます。

一番は自然光

実は自然な光が一番良かったりするのでまずは外で曇っている日(光が強すぎないのでオススメ)にレフ板でも持って行って撮影するのが一番いいと思います

こだわればこだわるほどあれもこれもと道具や照明やら必要になってくるのですが、「自然な人物写真を撮りたい」という事であれば自然の光が一番だったりします。

以下の写真はストロボありとなしで撮って見ました

レフ板を使って撮りました。顔の下の影がなくなっているので表情が明るく見えます。

ストロボなしでもここまで綺麗に撮れます。こちらは電球の光でレフ板なしです。

ストロボを使うと光の当たっている場所が変わるのでとても印象が変わります。

美容師が撮影でライティングを調節するときは、ナチュラルな雰囲気を出したいときはなるべく上から光を当てるようにして、レフ板も使いながら顔色を良く見せてあげるなどして自然な状態に近い雰囲気で撮ると、サロンスタイルのような一般的な撮影ができると思います。

逆にコンテストや、少し変わった雰囲気の写真を撮りたいなど、変わった印象にしたいときは下からライトを当てたり、前から思いっきり当てクールな感じやモードな感じを表現してあげるといいと思います。

スタイリング


ヘアスタイルの作り方は基本的な技術ができないと全然撮影になりません。まず美容の技術でこれだけはやっておきたい必要になる技術を以下ににまとめました。

ブロー

以外にもこの基礎中の基礎であるブローは何よりも大切です。一番手の抜きやすい襟足部分のブローは実は撮影をした時に一番見えてくるところなんですね。この襟足のブローをマスターするだけで撮影がとても上手になります。

襟足のブローをした状態。前から見たときに顔のすぐ横でとても目立ってしまうので気をつけてブローする。

あとは前髪やトップのふんわり感を出す技術です。前髪を自然に見せるには自然な根元の立ち上がりが必要です。それには頭の側面を顔の前方にブローして、毛流れに逆らわないようにブローをするととても自然な小顔になります。

少しですがトップをふんわりしてあります、全体の印象に差が出るのでバランスを見ながらやりすぎないように注意してやっていきます。

こちらはトップがそんなにふんわりしていない状態。少し潰れて見えてしまいます。

美容師が撮影用のスタイリングをするときは少しオーバーにやりすぎなくらいにしてあげることがコツです。そうすると写真に映ったときに丁度いいボリューム加減になるので最初は少しオーバーに。徐々にボリュームダウンさせてあげるととてもかわいい写真が取れると思います。

アイロン技術

アイロン技術はとても難しく思えますが、以外にもシンプルです。まずは毛先を1回転巻くだけでもスタイルになりますし、中間だけを巻くと毛先が巻かないので少しふわっとした感じになります。

メイク

メイクはメンズであれば基礎的なところを押さえておくだけでもいいでしょう。僕がいつも撮影でで主に使うメイクは5つのポイントがあります。

  • 眉毛
  • チーク
  • ファンデーション
  • アイシャドウ
  • リップ

ここではやり方はもちろん練習する必要はありますが、色に関しては自然にナチュラルに、モデルの顔のパーツを生かすメイクを心がけましょう。やりすぎは不自然で全然おしゃれに見えません。

割とすっぴんにちょっとポイントで足すぐらいの感覚だと自然でいいかもしれませんね。

あったら使える色々なグッズ

美容師の撮影の手助けのコツとして、撮影を手助けしてくれるグッズがいくつかあるのはご存知ですか?僕のマイ撮影グッズを教えちゃいますので是非資金の許す限り使ってみてくださいね!

ストロボ

こちらは被写体を明るく映してくれるストロボです。安いものでも8千円ぐらいからありますので使ってみるとこんな写真も撮れちゃいます。

この写真はストロボ+デフューザーという道具を使っています。目に明るいリングが写り込むので目が輝いて見える効果があります。少しモードな写真を取る時などに向いていると思います。

デフューザー

デフューザーとは拡散という意味があります。ストロボの光を拡散させることで柔らかい光の写真を撮ることができます。こちらは¥12000ぐらいから売っています。

デフューザーありの場合の写真はこんな感じ

光が表面から当たっているので少し平面的な印象の写真になります。輪郭などもくっきり出るのでモードな写真向きです。

なしの場合はこんな感じです。

自然な光の当たり方なのでナチュラルな雰囲気が出ます。

美容師の撮影ではお客様に見せる用のサロンスタイルの写真と、モードなコンテストに出す写真なども撮るかと思います。ナチュラルな雰囲気の写真であれはストロボは必要ないかもしれませんが、モード系な写真やクールな写真を撮りたいときはストロボを使ってあげるととてもいいと思います。

自分もいつも使いますが、基本的には自然な光を使って、ショートスタイルやモードなヘアスタイルを撮るときはストロボを使う、など使い分けています。

レフ板

折りたたみ式のレフ板です、1枚持っておくと重宝します。

まとめてしまうとこんなにコンパクトになります。

レフ板を使うことによってモデルさんの顔の明るさを変えることができます。顔の明るさや、目の中に光を当てて輝きを表現したりします。外で撮影するときはレフ板を使って撮影したりします。光のコントロールが写真での表現をより一層豊かなものにしてくれます。

こちらはたたむと30センチくらいの円形にコンパクトにまとまるのでとてもオススメです。こちらも小さいもの(80センチ)であれば¥1000から調達することができます。

レフ板を使った写真はこんな感じで違いが出てきます。

レフ板を使って顎の下の影をなくして肌を綺麗に見せています。

レフ板を使わない写真はこんな感じです。

肌に光が当たっていないので少し肌がくすんで見えてしまいます。

美容師が外で撮るときなど光の状況は常に変わるのでそのときの状況をしっかり判断しながら適切にレフ板などを使っていきましょう。室内で撮るときなども効果的なので顔がくすんで見えるときは積極的に使ってみましょう。

まとめ

いかがでしたか?美容師が撮影をするときのコツは意外にも基本的な所など基礎がしっかりしていないと難しい部分があります。まずはスタッフに協力してもらい、練習台になってもらうとか、来て頂いているお客様に撮影をお願いしてもいいですし、「今練習中なのでモデルになってもらってもいいですか?」と言ってモデルになってもらってもいいと思います。

ポイントは

  • カメラの基礎知識をしっかり覚える
  • ライティングをしっかり覚える
  • スタイリングではブローをしっかり!
  • グッズを最大限に使う!

この4つをしっかり覚えて実践すればとてもいい写真が撮れると思います。まずは何回も繰り返しトライして自分がいいと思う写真を撮って行くことが一番の近道と言えるでしょう。

ですがお店でいきなり撮影を始めると言い出すと「写真ばっかり撮ってないでちゃんと仕事してくださいね!」なんて言われるかもしれませんので最初は休みを使って撮ってみるとか、営業が終わった後にやってみるとか、色々と試行錯誤してみてみるのが一番かもしれません。

実際自分もなんだかんだと言われながら撮り続けて来ましたが、撮影をやっていると自分のスキルが一番アップしてお客様から一番支持されることは間違いないです。

何にもやっていない人に言われるのは癪かもしれませんが、続けることこそそんな何もやっていない人たちに勝つ秘訣だと思うので、たくさん撮って自分のスキルと作品を作り続けて行きましょうね!

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