やがて冬は終わりを告げ、春は突風と共にやってくる。
北海道の春は4月から5月くらいがピークだ。この時期は毎年ワクワクして仕方がなかった。
昨日は兄の遺産相続の話し合いに参加してきた。
兄が独立してから20年ほど経過して、最近株式会社にした、その矢先のことだった。
兄が築いてきた会社や財産は相続され、土地や建物も子供に引き継がれる。
会社は1人だけいた従業員が継ぐそうだ。
兄の工場に行く途中、1番上の兄貴と一緒に車の中で話した。
「死んだらなんもなくなっちまうんだな」
「兄弟2人になるってこんな辛いもんなんだな」
「最近何やっても元気でなくてさ」
こんな内容の話をしてた。
起こった事はしょうがないと分かっていても、こころが追いついていない。
いつも人をびっくりさせるのが好きだった兄は突然この世を去った。
兄の遺品整理をしていて、HDDが出てきたのでなんだろうと思い中を見てみた。
きちんと整理された写真がたくさん。
主に家族との写真がほとんど。あとは飲みに行ってはしゃいでいる写真。
ここ2年くらいは飲んではしゃいでいる写真は無かった。
そのかわり、記録の写真がほとんどだった。記憶が途切れている証拠だったとおもう。
その中で温泉に入っている動画を見つけた。
1人で山の中を歩き、温泉でゆっくり楽しそうにしている。
自由なやつだ。
昔mixiに兄のことを書いたことがあった。
おもしろくて筆が進み、結構長い文を書いたと思う。
それを面白がって人に見せていた。
多分嬉しかったんだと思う。
兄弟も仲は良かったけど、家族想いで、もっと子供とたくさん遊びたかったんだろうなと思う。
うちの子供たちも可愛がってもらったし、何より1番最後に生まれた兄の息子を本当に可愛がっていた。
写真からはその想いが伝わってくる。もっとたくさん会いたかっただろう。たくさんキャンプしたり、釣りをしたりカヤックで海に行ったりしたかったんだと思う。
その子供が生まれた時に買ったカヤックをこの間急にくれたんだ。
「俺もう家族いないからさ」
とか言ってた。子供と会えないのが1番のストレスだったのだと思う。
自分が昔、小さい頃は親父とお袋は仲が悪く、いつも喧嘩していたので兄が心の支えになってくれていた。
兄がいるから怖くないっていつも思ってた。
大人になっても、兄が居なかったら独立してなかったかもしれない。
自分で会社をなんとかやってる姿を見ていたから、俺もやろうって思えた。
いつも背中を見せてくれるいい兄貴だった。
飲みに行ったら「こいつ、俺の弟、似てないっしょ」とかいいながら、いろんな人を紹介してくれた。
そのおかげでいろんな人脈ができたと思う。
そんな兄が居なくなっても、季節は変わるし、明日は来る。
「死んだら終わり」
その言葉をいつも思う。だから今が大切なんだと。
今一瞬をしっかりと生き抜いて、無駄にしない。
「今」を大切にする事で過去も捉え方を変えることができると思う。
大きな視点で人生を見ると、たいしたことは出来ないのかもしれない。
「人生は壮大な暇つぶし」という人もいる。
たまに暇になりたいと思う時もあるけど、暇にはすぐになれる。
だから、「今」出来ることをやろう。
そう決めて昨日からブログを続けている。筋トレも続いているし、仕事も続いている。カメラも少しづつ撮るようにしている。
ちょっとだけ視点を変えて「死んだ後」から自分や周りを見てみると少し気づくことがあった。
「死んだら終わり」だから「何を想っていたのか」がわからないのだ。
一応兄貴の日記のようなものがあり、それに色々と書いてあった。
毎日書いていることがあればもう少し「死んだ後」に理解されることもあるかもしれない。
だから自分はブログを書くのだと思う。
今、理由が見つかった。というより書きながら思った。
「ブログ」というと身構えるかもしれないが、少しでいいから書いてみてもいいと思う。自由でいいんだよ。
「ブログ講座」なるものに課金してブログを添削してもらったこともあった。
それはめちゃめちゃタメになったけど、Googleの検索上位にはいるやりかたを学ぶというものだった。
俺がやりたかったのは違う、「自由にやりたかった」だけなんだ。
でも「自由」とは、なんなのかと問われると自己満足で終わるブログを書くことかもしれない。
でも大多数の人はやらないし、傍観しているだけだ。「今更」「もう遅い」「ブログはオワコン」
などという言い訳も聞こえてきそうだけど。
とにかく書いている時は何を言われようが書き続けるのみだ。1行かくと、そのあと1000文字くらいは書ける。
パソコンじゃなくていい、携帯でいいんだ、書き記せ。
自分の生きた証を、自分がやったことや見たことを書き記せ。
なんの目的もなくていい、書けば目的なんか出てくる。
書くのが目的でいい。
手法は後からでいい。
勝手についてくる。
効率なんて求めんな。
最初から失敗しまくれ。
でもダラダラやるな、サクッと終わらせろ。
と言いながらダラダラ書いてしまった。自己満で良いんだよ。書きたいだけ書けば良いのさ。