アッシュ系のカラーで染めた時に色が抜けやすいとか、ダメージがきになるなぁ、と感じたことはありませんか?
綺麗な明るいグレー系のカラーに染めても1週間で落ちてしまう。最近のカラーって色味は綺麗なんですが、すぐに色褪せてしまいます。
そこで、最近入荷したイノアカラーというのを使っていきたいと思います。
イノアカラーの8.11番という青みの濃いアッシュ系のヘアカラーです。
今回はお客様で使用された方がいらっしゃいましたので、レビューしていきたいと思います。
今後アッシュ系に染めたいときは参考にしてみてくださいね!
イノアカラーって?
まずイノアカラーとは何か説明していきましょう。
イノアカラーとはロレアル社から出ているヘアカラー剤で、今までのカラーと何が違うのかというと
- ダメージレス
- ツヤがめっちゃ出る
- 匂いが少ない
というところになります。
僕もお客様に使った印象としては、「ヘアカラーをしたのにトリートメントしたような質感になる。」というところがとても良いと感じました。
実際にスタッフに染めたところ2週間はサラサラな感じが続いたとの報告がありました。
そして、気になる今回使った色味は8.11のブルーです。
8.11のブルーとは、日本人独特の赤みを消してくれるカラー剤です。赤みを消すことによって髪の毛がグレーっぽくなり、透明感が出てくれます。
ブルーを使うメリットとしては
- 赤みをキャンセル出来る事
- 黄色味を抑える事ができる
逆にデメリットとしては
- 緑っぽくなってしまう
- 暗くなってしまう
という事が挙げられます。
最近の綺麗に発色するカラーを使って何回もカラーをしていると、色が抜けてきた時に黄色っぽくなって色褪せてしまいます。
イノアカラーの特徴とは?
その色褪せて傷んだ髪の毛に今回のイノアカラーがとっても力を発揮してくれます。
このイノアカラーの良いところは先程も述べたとおり
- ダメージレス
- オイルが入っているのでツヤ感がでる
- 匂いが少ない
という効果があります。普通のカラーの染料にはアルカリといって髪の毛のキューティクルを開く効果のある薬剤が入っています。
このアルカリは染めた後、残留してしまうのでカラーの色落ちを早めたり、ダメージの原因になるんですね。
イノアカラーでは新しい技術を使ってアルカリを最小限に抑えているのでダメージがほとんどないという事です。
それと、普通のカラーをすると「ツーン」としたアンモニア臭がすると思います。
一般的にカラーのアルカリ剤は主にアンモニアを使っています。そのアンモニアを最小限に抑える事ができたので匂いも最小限になっています。
それに加えてオイルが入っているのでツヤと手触りがとてもよくなります。トリートメントをしていなくてもトリートメントしたような手触りになってくれるのでお客様にもすごく喜ばれています。
それでは実際に染めた気の状態を見てみましょう。
染める前の色が抜けた状態
イノアカラーの8.11番のブルーを使ってアッシュ系に染めていきたいと思いますが、今回はお客様にご協力いただいて髪の状態を撮らせていただきました。
こちらのお客様は2ヶ月前にヘアカラーをしていて、前回もアッシュ系の色で染めています。
アッシュ系のヘアカラーで染めて、2ヶ月くらいするとこのように黄色っぽく色落ちしてきます。
これはブルー系の色で染めているので赤みが出にくくなり、その代わりに髪の毛に残っている黄色味が出てきてしまいます。
こちらのお客様も前回染めてから1ヶ月以上経っているので、徐々に黄色味が出てきています。
今回はこの黄色味を消しながら赤みを抑えて、綺麗なグレー系のヘアカラーに染めていきましょう。グレー系のヘアカラーはなぜいいかというと、日本人の肌色にとても似合うんですね。
肌色に髪の毛の色がマッチしていると肌が白く透明感があるように見えます。
最終的にはファンデーションをつけなくても肌が白く見えるカラーにしていくのがゴールです。
どんな風に仕上げたいのか?
お二人ともいつもほとんどお任せなんですが、今回は少しツヤ感が欲しいのとアッシュ系でもしっかり色味を入れたいという事だったので、イノアカラーを使いました。
イノアカラーで染めてトリートメントの効果を最大限に引き出してあげる事でツヤ髪に仕上げていきます。
髪の毛が艶髪になるとお客様にとても喜ばれます。髪の毛がサラサラになっただけで「楽しい」「嬉しい」という声を聞くことが多くなりました。
ヘアスタイルや色を変えるだけで感情まで変わってくると、会う人に「何か楽しいことでもあったの?」なんて言われちゃいそうです。それだけでプラスのオーラを周りに振りまくので人生まで変わっちゃいますよね!
染めてみた感想
イノアカラーの8.11番のブルーで染めてアッシュ系の色を出してみました。
染める前の状態
染めた後の状態
一人目のお客様です、最初に比べて黄色味と赤みが程よく抑えられて全体的に透明感が出ています。
透明感が出ることによって肌色が綺麗に見えて表情まで明るく見えてきます。
ヘアカラーの影響力ってすごいですよね。感情まで変えてしまいます。
染める前の状態
染めた後の状態
二人目のお客さまは前回ハイライトを入れていました。
ハイライトを入れることによって部分的に明るくしていましたが、そのハイライトの部分に今回のイノアカラーが入ってくれた事で赤みが和らぎ、透き通ったアッシュ系のヘアカラーになってくれました。
透き通ったアッシュ系のヘアカラーは外人風に染まってくれるので、ハイライトを入れていたおかげでハリウッドセレブのようなかっこいい感じになりました。
今流行りのバレイヤージュを入れなくてもハイライトで十分に外人風カラーにできるのでおすすめです。
仕上がりはシャンプーをつけた瞬間から「つるんっ」と指通りがよくなります。
美容師さんはシャンプーをした瞬間にわかるのですが、お客様も家に帰ってからシャンプーした後の手触りが違うのがわかると思います。
最後に2人目のお客様はスタイリングしてかっこよくしてみました。
ハンドドライで乾かすだけでもちゃんとかっこいいヘアスタイルになるのですが、少し毛先をカールさせてあげるだけでクールな雰囲気を醸し出す事ができます。
基本的な仕上げ方は
- 洗い流さないオイルを使ってドライヤーで髪の毛を乾かす
- 乾いた状態でアイロンを使い、毛先を後ろにカールさせる
- 最後に毛先をつまみながらスプレーなどでスタイリングする
この工程だけで今回のようなヘアスタイリングにすることは可能です。とっても簡単なので自宅でもやってみてくださいね!
まとめ
今回はイノアカラー8.11版のブルーを使ってアッシュ系の色に染めてみました。アッシュ系のヘアカラーってきれいにみえて外人風なイカした感じがでるのでやってみたいと思いますよね。
最初の状態によって綺麗にヘアカラーが染まる場合と染まらない場合があるので、そこは美容師に相談する方が良いです。
今回のように2ヶ月から3ヶ月に1回染めている方で、少し色が抜けて黄色っぽくなっている方にイノアカラーはとてもおすすめです。
イノアカラーは手触りがいいので美容師さんはもちろんのこと、一番はお客様が家に帰ってシャンプーした後にとても髪が変わったと感じると思います。
イノアカラーのいいところをまとめると
良い点
- 何と言っても手触りが良い(2週間ほど続く)
- 匂いが少ない
- ダメージレス
- 色が綺麗に発色してくれる
- 色持ちがいい
イマイチな点
- 放置時間が35分と長い
- 塗布した時に毛先の部分が絡まりやすい
- 明るいカラーのラインナップがあまりない
イノアカラーは総合的に見ると今までのカラーよりとてもいいと感じました。
いい点もありますが、自分の中では放置時間が少し長いので、美容師さんが放置時間以外の部分で時間短縮をするか、長い時間をうまくつかって別のメニュー展開を考えるかどちらかだと思います。
デメリットを含めてもいいところが多いので今後も色のラインナップが増えてくれる事を期待して行きましょう。
時間が経ってから毛先を塗ると引っかかって塗りにくくなるので、早く塗るクセをつけておくといいと思います。
塗布技術は少し高度なテクニックを要求されるので、もし自分で手に入れたとしても細かく塗り分けないといけないので自分で染めるのは難しいと思います。
イノアカラーはお客様からもとてもいい評判をいただいているので、今後も他の色が入ったらレビューしてみたいと思います。