髪の毛にストレートパーマや縮毛矯正をかけてみたものの、毛先がチリついてしまったり、髪がぺったんこになってしまった、という経験をしたことはありませんか?
縮毛矯正後「なんだか気にいらなかったからパーマをかけたいな」と思うこともあると思います。
でも真っ直ぐにした髪にさらにパーマをかけるとなると、かなり傷んでしまうのではないか?と思われるかもしれませんので、今回は縮毛矯正をかけたあとにパーマをかけるのはどのくらいの期間を空けると良いのか、失敗しないのか?について解説していきます。
縮毛矯正後にパーマはかかかるのか?
縮毛矯正後の期間はかなり髪が傷んでいるので、すぐにパーマをかけるのは少し待った方が良いと思います。
縮毛矯正をかけた後の髪の状態によってはパーマがかからなかったり、パーマをかけてもチリチリになったり失敗の原因になります。
かけられないということもないのですが、こればかりは髪の状態を見ないとなんとも言えないというのが本音です。一番良い方法はいつも髪をやってくれる担当の美容師に相談することです。
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縮毛矯正後にパーマがかかるかどうか確かめる方法
美容師にみてもらえと言われても近くに美容師がいなかったら話になりませんよね、じつはすぐに確かめる方法もあるので、パーマをかけても大丈夫なのか自分で見分ける方法を紹介しておきましょう。
見分ける方法はまず一度水スプレーなどで髪を濡らします、こうするとダメージがどのくらいなのかわかりやすい状態になります。
ダメージを見分けるポイントは
- 髪が濡れると軟らかく溶けたようになる
- 引っ張ると弱い力でもゴムのように伸びる
- 髪を乾かしてもなかなか乾かない
- 髪をクシなどでとかすとちぎれた髪がクシについてくる
このような状態になってしまうともうパーマは無理だといえるでしょう。パーマをかけてもチリチリになり、乾いてもバサバサの状態になります。これは髪のダメージが最大級になってしまった証拠です。
チリチリになてしまった髪を治してくれる薬剤もありますが、傷口に塩を塗るのと同じですのでさらにダメージを重ねてしまいます。それにパーマもなかなかむずかしいでしょう。パーマをかけてもさらに髪が切れてしまったりする原因になります。
チリチリになった髪の対処方法
チリチリになった髪を元に戻すための方法も紹介していきたいと思いますが、ここはっきりと言わなければならないことがあります。
それは髪が一度傷んでしまうと元に戻らないということです。実は髪の毛は死んでしまった細胞と言われています。爪などと同じで体を守る一部分なので神経や血管は通っていません。
血管や神経が通っているとダメージした部分に栄養が行き渡り、傷を直してくれたりするのですが、髪にはそれがありません。残念ながら髪がチリチリになった時の対処方法としては
- 髪を切って新しい髪が生えてくるのを待つ
- トリートメントを沢山つけてなんとか指が通るように誤魔化す
この2つの方法しか今の所ありません。よく髪質改善と呼ばれるメニューで髪を直しますと謳っている美容室もありますが、基本的に傷んだ髪は綺麗になりません。
「なおったように見せる」ことは可能ですが根本的には治りませんので注意が必要。髪が傷まないようにするのが一番なのです。
どのくらいの期間を空けると良いのか?
縮毛矯正後失敗してしまいあまり気に入らず、やっぱりパーマをかけたいなと思うこともあるでしょう。そんな時、どのくらい期間を開けたら良いのかわからないこともあると思います。
縮毛矯正をかけてからパーマをかけるまでの期間は1週間くらいを目安にすると良いと思います。
なぜなら、縮毛矯正をかけたあと、髪にはアルカリという物質がまだ残っているのでそれがある程度髪から抜け出てると良いとされています。そのほうがダメージを最小限に抑えられるからです。
すぐにかけるとどうなるのか?
縮毛矯正の直後にパーマをかけると当然傷んでしまいます。どうしてかというと一度縮毛矯正で髪のタンパク質をやわらかくしてクセをとり、薬剤と熱で髪が真っ直ぐになるように固めてしまいます。それにまたカールをつけるとなると、薬剤のダメージと固まった髪のタンパク質を曲げてまた形をつけるというダメージを与えてしまいます。
縮毛矯正を欠けた後にパーマをかけるということは、そもそも縮毛矯正がかかりすぎてしまったということが原因かも。
ぺったんこになりすぎたのでパーマをかけてボリュームをだしたいとか、巻くのが面倒だからパーマってどうなのかな?なんてことを思うのかもしれませんが、クセをとりすぎてぺったんこになってしまった時の対処方法は髪が伸びるのを待つのが一番です。
縮毛矯正がかかりすぎて真っ直ぐになりすぎた時の対処方法
たまにあるのが縮毛矯正をかけたはいいけど真っ直ぐになりすぎて針金のような髪になってしまったという事例。何度も縮毛矯正をかけるひとにありがちなのですが、最初は縮毛矯正をかけてすごくサラサラで素敵な髪になり、悩みが解消してよかったと感じたとします。
根元が伸びてきてボリュームが出てきたのでもう一回かけようかと思い、縮毛矯正を二回目かけるとなんだか髪が傷んだような気がする。三回目くらいになってくると髪の毛先がシャキーンと尖ってしまい、顔に刺さるのではないか?と心配するほどの凶器のような髪になってしまった。
こんな経験をしたこともあると思います。これは毛先も縮毛矯正の強い薬剤を使いすぎたことが原因です。このように「髪が真っ直ぐになりすぎたのでパーマをかけてなんとかしたい」と感じることもあると思います。
そんな時は根元に縮毛矯正をかけて毛先にパーマをかけると良いのです。これは髪のダメージ度合いによってパーマがかかるかどうか変わってくるので直接見て診断しないとなんとも言えません。ですが出来なくはないので行きつけの美容師に相談してみると対応してくれるかもしれません。
それか、縮毛矯正とパーマをセットでウリにしているところもあるので、そういうサロンに行ってパーマと縮毛矯正をダブルでやってみると良いと思います。
まとめ
今回は縮毛矯正後にパーマをかけるにはどのくらいの期間をあけたら良いのかと失敗した時の対処方法を紹介してみました。
髪は一度いたんでしまうともとには戻りませんのでダメージしないように注意することが必要。カラーやパーマ、それに縮毛矯正をかけて髪型を楽しむのも良いですが、その後の髪はどうなってしまうのか?せっかく伸ばした髪が傷んで切る以外の方法しかないという状況にならないようにしたいものですね。
まとめてみると
- 縮毛矯正をかけたあとにパーマをかけるベストな期間は1週間くらい(ダメージによる)
- 縮毛矯正が失敗した時の対処方法
- 髪が伸びるのを待つ
- 髪を切って再度伸ばす
- トリートメントでなんとか誤魔化す
このような対処方法があると思います。縮毛矯正は美容師の技術の中でも一番難しい技術です。パーマをかけたり、縮毛矯正をかけたり色々な事をするとどんどん髪は傷んでしまいますので、日頃からいたわってあげるのがベストです。