ヘアカラーで不動の人気を誇る「アッシュ系カラー」。透明感とくすみ感で外国人風の雰囲気を演出できるため、多くの人が憧れるスタイルです。
しかし、「アッシュにしたのに茶色になってしまう…」というお悩みも。今回は、アッシュが茶色になる原因とその解決方法、理想のアッシュカラーを手に入れるためのポイントをご紹介します。
ではさっそくみていきましょう。
アッシュ系カラーとは?

アッシュ系カラーの特徴は灰色がかったくすみ感が特徴で、赤みや黄みを抑え、透明感をだします。日本人は明るく染めるとキツネ色になってしまう髪質の方が多く、肌色に合いません。
アッシュ系のカラーはキツネ色になってしまう髪質の方に似合う髪色になっています。肌を明るくする効果があるので特に20代から40代の女性に人気の髪色になっています。
アッシュが茶色になる原因

日本人特有の髪質で赤みが強いメラニン色素がアッシュの発色を妨げてしまいます。赤メラニンを消すにはブルーやグリーン、グレーなどの色味を乗せるととても綺麗に染まるんですね。
自分で染めたけどアッシュが茶色になってしまうのは、ベースの髪色が明るくないとアッシュ感が出ず、茶色っぽく見えるためです。
補色と呼ばれるヘアカラーの色素を入れることで茶色に染まってしまう髪色をアッシュに近づけられます。次に補色について説明します。
茶色にならないための対策

理想的なアッシュカラーを手に入れるためにはまず、ダブルカラーの技法が鍵となります。
最初にブリーチで髪を明るくしてベースを整え、その上からアッシュ系のカラーを重ねることで、透明感のある鮮やかな発色を実現できるんです。
余談ですがブリーチだけではなく、ライトナーと呼ばれるヘアカラー剤を使うとブリーチよりも比較的ダメージを抑えながら髪色を明るくできます。(ブリーチよりも赤みを抜く力は弱くなります)
このプロセスによって、くすみのない理想的なアッシュ系のヘアカラーが生まれるのです。
さらに、カラー選びの際には補色の効果を意識することが大切です。
特に、髪の赤みや黄みが気になる場合は、青や紫といった補色を取り入れることで、それらの色味を打ち消し、よりクリアで自然なアッシュカラーに仕上げることができます。
このような補色の活用は、理想の髪色を手にいれる上で非常に効果的です。
最後に、アッシュカラーの美しさを長く保つためには、日々のホームケアが欠かせません。
カラー専用のシャンプーやトリートメントを使用することで、色素の流出を抑え、鮮やかな色持ちをサポートします。モノによっては色素を補給できるものもあります。
これにより、サロンで仕上げたばかりのような美しいアッシュヘアを長期間楽しむことができるでしょう。
美容室でのオーダー方法

美容室では具体的なイメージを写真や色見本をつかって美容師との認識のズレを防ぎます。
自分の髪の履歴がわからないと美容師も失敗することがあるので過去のカラーやブリーチ、ストレートパーマなどの履歴をしっかりと共有しましょう。
どのように伝えていいか迷うこともありますが、ある程度自分の悩みを伝えることでヘアスタイルは出来上がっていくものです。
アッシュカラーを茶色にならないようにするためには過去に行った履歴が一番重要になります。強力な縮毛矯正がかかっていると毛先だけ色が暗くなってしまうこともあります。
これは髪のタンパク質変性で色が入りにくくなることと、髪内部の組織がスカスカになり過剰に色が入りすぎてしまうために起こる現象です。
そういった悲劇を防ぐためにはカウンセリングをしっかりすることが重要。
もう一つ欠点を挙げるとすればアッシュ系のカラーは暗く見えてしまうという欠点があります。
アッシュ系のカラーは暗く見える

アッシュ系のカラーをする上で一番あるあるな失敗がカラーをした後に暗く見えてしまうことです。
よくある写真で透明感があり、綺麗に見えるアッシュ系のカラーは金髪くらいまで色を明るくしてからアッシュに染めているのでとても綺麗に染まって見えます。
しかもタチの悪い美容師が「ブリーチなしでここまでできる」とか書いてるんでお客様が勘違いして写真などを持ってくるわけです。そして美容室に行き「これは時間がかかります」とか「ブリーチが必要です」などと言われます。
結果。「私が行った美容室は間違っていた」「思ったより暗くなってしまった」となるのでしょう。そういった悲劇を防ぐためにもしっかりと履歴を伝えるのが大切なのです。
アッシュカラーを長持ちさせる方法

アッシュ系のカラーを長持ちさせる方法としてはカラーシャンプーを使用するといいでしょう。
シルバーシャンプーやパープルシャンプーを使うことで色もちがアップします。
シルバーシャンプーは色が抜けてきた時にシルバー系に少しだけ染めてくれます。シルバートリートメントもあるので参考にしてみてください。
パープル系のシャンプーはブリーチ後の黄色を抑える効果があります。シルバーシャンプーよりも色味の発色はそこまでなく、ブリーチした髪を綺麗に白っぽく見せたい時に有効です。
熱ダメージを避ける:ドライヤーやアイロンの熱ダメージを抑え、紫外線対策も忘れずに。
まとめ
アッシュ系カラーが茶色になってしまうのは、日本人特有の髪質やアッシュにする前の髪の暗さが主な原因です。
適切なカラー施術とホームケアで理想の透明感あふれるアッシュ系のヘアカラーを手に入れることができます。
以下の要点を参考にして、憧れのヘアカラーを実現しましょう!
- アッシュ系のカラーが茶色になるのは元の髪色が暗いから
- 対策としては髪を事前にブリーチなどで明るくする
- アッシュ系のヘアカラーは暗く見えるので要注意
- ホームケアを使ってアッシュ系のヘアカラーを綺麗に保とう!
このような要点にまとめてみました。アッシュ系のヘアカラーはとても人気があり、周りの友達などにも「その髪色どうやって注文したの?」と聞かれること間違いなしでしょう!















