マイクロバブルの価格設定はいくらがいいのか?

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ついこの間後輩たちと食事をする機会があり、マイクロバブルの機械を導入して始めたという話を聞きました。

色々な売り方がありますが今回は少しだけマーケティングの要素も絡んでくると思ったので記事にしてみたいと思います。

目次

美容室でマイクロバブルの価格はいくらがいいのか?

結論から言うと価格はメニューの中に入れてしまってセット販売がいいと思います。

なぜなら 500円のメニューを提案すると単価を上げられたと感じる方もいると思うのです。

なので私はセット販売した方がいい。

例えば「お客様みんなに体験してもらいたいから元は取れなさそうだけれど500円で提供してみようか」ということもあるようです。

ああ〇〇さんは素晴らしい商品を安く提供してくれてとてもありがたいわ!と思われるかもしれません。

でもそれで経営が成り立つのでしょうか?

いい人が起こす地獄の経営

「いい人」はだれにとっていい人なのでしょうか?マイクロバブルを導入して先述のように安価に提供してみようと考えるなら無料で提供した方がいいのではと思います。

ただし、50万円もする機会を導入してそれを回収しない、売上をアップさせないということならいいのかもしれません。

現場で働く社長はこのジレンマに襲われることが度々起こるのです。

一人で営業していてそこまで利益はなくても良いのならいいのかもしれませんが、従業員を雇わないといけない立場になるとそうはいかないと思うのです。

給料が安い美容師を生み出す原因

世間一般的に美容師はキツくて休みも少なく、大変な職業だと思われています。

もしかしたら「たった500円でメニューを売ること」が給料の低い美容師を生み出す原因なのかもしれません。

目の前のお客様に満足してもらうために安価に技術を提供する。

いいことだとは思いますがもう少し広い視野で業界全体や社会の仕組みを捉えていきたいものです。

三方よしの状況を作る

お客様、美容師、会社の三方をよくすることで経営が良くなります。

この3人の誰かが我慢することでうまくいかないことも起こります。まとめると以下の3つ。

  • お客様の値段を上げると、集客が難しくなる
  • 美容師の給料を安くすると働く人がいなくなる
  • 会社の利益を削ると潰れる可能性がでてくる

メニューの価格を上げすぎると集客のハードルが断然上がります。

自分でLP作ったりサイトを作れるくらいスキルがあるなら話は別ですが、個人でやってるひとならそんな暇はありませんよね。

それに美容師の給料を安くすることで働いてくれる人もいなくなり、しいては業界全体の経済状況も悪くなります。

会社の利益を削ってでもメニューを提案したいと考える方もいるかもしれませんが、会社のキャッシュがなくなった時点で経営は終わりです。

こうならないためにもお客様、美容師、会社の3方が良くなる状況を作りましょう。具体的な方法については以下に解説してみました。

対応策

ただ500円のメニューに文句をいってもしょうがないのでいちおう私なりの「自分だったらこうする」というアイディアを載せておこうと思います。

方法としては3つ

  • セットメニューにする
  • 松竹梅にする
  • アプローチブックを作る

まずは既存のメニューにセットで販売しましょう。そうすると押しつけ感がなくなり販売しやすくなります。

セットにしたメニューを松竹梅にして販売します。価格は自分で考えましょう。

それからマイクロバブルを説明できるようなアプローチブックを作るのです。

シンプルにこれだけです。私はこれでメニュー展開をしていてお客様にも喜ばれていますし、いまは予約が取りにくくなるほど。

終わりに

今回はマイクロバブルを美容室で導入する際に価格はどうしたらいいのか、対応策はどうしたらよいのかについて解説してみました。

予約のとれない美容室を作りたいと考えている方はすぐにでも真似してやってみるといいと思います。

結果のでる人はすぐに動ける人で、より良い結果を出せる人は誰かの真似をできる人だと思っています。

美容室経営でお悩みの方は参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

美容師歴18年札幌市内8店舗を経験。2021年5月から独立し自身の店「リトルストーン」を出店。美容師の悩みや仕事術、接客や商品に対してブログで紹介しています。

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