パーマとカラー順番はどっちが先?期間と間隔の理想はどれくらい?

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パーマがだんだん緩くなってきて、カラーも色があせてきた。でも同時にパーマとカラーをすると傷みがきになる。けど、どうしても時間がないから同時にしてしまいたい!という時ってありますよね。

ヤフーの知恵袋では先にパーマをやった方が良いとか、先にカラーをしたほうがなどいろんな意見があります。どれも正解のような気がするけど一体何が正解なのか?順番の違いはなんなのか?と言うところも疑問です。

パーマとヘアカラーは一体どっちを先にしたら良いのか?期間や間隔はどれくらい開けたら良いのか。今回はこの問題を解決してわかりやすく解説したいと思います。

目次

パーマとカラーはどっちが先?

ヘアカラーは自分でできそうだから、カラーは市販で購入してパーマを美容室でかけようとする人は、割と多いのではないでしょうか?ですがここで注意しないといけないのは、パーマを後にかけてしまうと、ヘアカラーの色が変わってしまうという事です。

なので、ヘアカラーの持ちを優先するのであれば先にパーマをするのが一番でしょう。おすすめはパーマをかけた後間隔を開けて1週間ほど期間が経過してからヘアカラーをすると良いです。一緒にパーマとヘアカラーをするとかなり傷みますし、時間もかかってしまいます。

しかも今人気のアッシュ系のヘアカラーをパーマをかける前にしてしまうと、かなり黄色く色がかわり、髪の色が抜けてしまった印象になります。そういった状態を防ぐため、僕はパーマとカラーの順番を聞かれた時はパーマを先にする事をオススメしています。

それにパーマとヘアカラーを同時にするとダメージもかなりしてしまい、髪に負担がかかってしまいますので、同時期にするのはかなりNGです。

パーマにもヘアカラーにもアルカリという髪のキューティクルを開く成分が入っていて、これが髪を傷める原因になってきます。

さらに言うと普通のパーマよりもストレートパーマの方がアルカリ成分が強いです。なのでストレートパーマをする時は細心の注意をはらい、髪の毛を痛ませない工夫が必要になります。

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パーマとカラーは医薬部外品なので一緒に使ってはいけない

パーマとカラーをする時に気をつけなくてはならないことがひとつあります。薬事法という薬剤を使う上での法律があり、パーマの薬剤の中で「医薬部外品」と書かれているものはカラーと一緒につかえません。これはパーマ液やカラー剤を一緒につかうと頭皮や髪を損傷してしまうためです。

ですが最近はパーマやカラーをする人が沢山でてきて、薬剤も進化してダメージが最小限に抑えられるものもあります。中には化粧品と呼ばれる部類のパーマ液があり、これはカラーと一緒につかっても良いとされているコスメ系のパーマと呼ばれるものです。

ですがこれにもデメリットがあり、パーマをかけたあとに雑巾の生乾きのような匂いが発生するのが特徴です。

こういった一緒に使えるパーマ液もありますが、髪が傷みすぎてしまうとどんなパーマ液でもパーマがかけられなくなってしまいます。ダメージしすぎて最終的に髪を切らないといけなくなってしまうより、最初からダメージを最小限にすることが1番の正解に近いといえるでしょう。

パーマを先にするとどうなる?

コスメ系のパーマ液を使ってカラーやパーマをするとどうなるのか、という事も気になると思うので紹介したいと思います。

パーマを先にしてからヘアカラーをすると髪の状態は以下のようになります。

  • 最初にパーマで髪のキューティクルが開く
  • 髪のタンパク質が出てしまう
  • パーマの2液でキューティクルが引き締められる
  • 次はヘアカラーでキューティクルが開く
  • トリートメントなどでキューティクルを引き締める

このようにパーマとカラーをすると、キューティクルが開いたり閉じたりするのを2回も繰り返してしまいます。こうなるとどんなに健康的な髪でもキューティクルが剥がれてしまい、ボロボロの状態になります。

同時にパーマとヘアカラーをするとなぜ傷むのか。これは薬剤の中に入っているアルカリという成分が髪に長時間留まってしまう事が原因です。これを防ぐためにアルカリを除去する薬剤を使ったりするのですが、いちばん良いのは時間をおいてアルカリを中和させてあげる事です。

急激にキューティクルを何回も開閉するといたむので、一回の施術でキューティクルを開かせるのは1回だけにしておいた方が良いです。そうするとダメージも少し緩和してくれるのでパーマとカラーをする時は間隔を開けるのがベスト。同時にしたい時もありますがダメージの事を考えると少しだけ間を空けたほうがよいと思います。

カラーを先にするとどうなるのか?

結論から言うと、ヘアカラーをしてパーマをかけると髪色が変わってしまいます。これはキューティクルが開くことによって髪色が外に出てしまうためです。

じゃあカラー後にパーマをかけ、色が変わらない方法はないのか?と思われるかもしれませんが実はあります。

方法として挙げられるのは

  • 髪を根元だけ染めて毛先だけパーマをかける
  • 髪色を少し暗くしてそれからパーマをかける

髪の伸びてきたところだけを染めて毛先だけパーマをかけるのであれば髪に負担はそこまでかかりません。しかも染めているところは根元なので色落ちも最小限でおさえられます。

それに髪色を希望の色よりも少し暗くしてからパーマをかけると色が落ちても大丈夫だとはおもいます。ですがかなり難しいですし、綺麗な色にこだわりがある時はあまりおすすめいたしません。

結果的にカラーとパーマを両方すると、かなり髪が傷むのであまりおすすめはしません。でも髪の根元を染めて毛先だけパーマを掛けたいという、メンテナンス的な工程ならまだよいのかもしれませんね。

ダメージはどのくらいになるのか?

パーマとヘアカラーを同時にすると髪がとても傷むのは、火を見るより明らかです。髪を傷ませるとブリーチでもパーマでも結果は同じなです。

パーマをかけすぎて傷んでしまった髪とブリーチをしすぎて傷んでしまった髪の状態は同じくチリチリに傷んでしまいます。なのでここでは代わりにブリーチをしすぎた時の状態をパーマをかけすぎた時と見立てて確認しておきましょう。

傷む前の状態

これはブリーチを2回ほどした状態の髪です。

24時間髪をブリーチで放置した状態

毛先の髪の量が以上に少なくなっているのがお分かりでしょうか?

このように髪を傷ませると切れたりしてしまい、水に濡れるとトロトロに溶けたような状態になってしまいます。髪がこのような危ない状態にならないように、美容師が薬剤を調節して使っているのです。

これはパーマとヘアカラーの順番を変えても同時に行う場合ダメージは変わりません。順番をかえて変わるのは色が抜けるかどうかです。

お金を節約しようとして髪を自分で染める人もいらっしゃいますが、自分でカラーを染めてパーマも自分でするのだけはオススメできません。美容師はカラーもパーマも薬剤で髪が傷まないように調節して使っています。

ダメージを抑えたいのであれば節約は一回忘れて美容室に行って髪を染めましょう。その方が結果的的にドラッグストアーでヘアカラーやパーマ液を選ぶ時間も節約できますし、お風呂を汚して掃除してしまう手間も省けます。

それに時間が増えることで仕事に割くエネルギーを捻出でき、生産性があがるので収入が増えることにつながります。しかも髪をプロに任せ、綺麗に保つことで見た目の印象に清潔感が加わり、異性にもモテるというおまけもついてきますよ!

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期間と間隔はどれくらいが理想なのか?

最初にも少し触れたのですが、髪を染めた後にパーマを掛けるときの期間は1週間ほど空けると良いと思います。どうしても同時にされたい人はダメージを覚悟してやるだけですが、ダメージさせたくないけど、両方やりたいなと思う人もいるはず。そういった人は1ヶ月置きにパーマとカラーをするのがオススメです。

カラーも色が髪に馴染んで綺麗になってくるのに時間がかかりますし、パーマも最初は綺麗にかかるまで少し時間がかかります。なので、パーマとカラーを交互に1ヶ月置きに繰り返しながらかけてあげるのがよいでしょう。

そうすると期間も空き、髪のダメージも減って毎回違うメニューが体験できるので、面白いのではないでしょうか。楽しみは小さく分けて回数を増やすと幸せな気分を味わう事ができます。

パーマとカラーを分けると次回の期待が膨らみ、また綺麗になろう!と言う気持ちにもなりそうですよね!

それにパーマとカラーを両方するとかなり時間がかかってしまい、同じ姿勢でずっといると体の血流も悪くなってしまいます。そうなると髪は綺麗になるけど体は疲れが残ってしまいます。

ダメージの面でも時間の面でもパーマとカラーを一緒にするのはあまりよくないので、1ヶ月置きにするのが一番の正解なのではないでしょうか。

まとめ

今回はパーマとカラーの順番はどちらを先にした方が良いのか解説してみました。同時にやると髪はかなり傷むのでオススメしません。どうしてもやりたい時があると思いますが、ダメージすると言う事を頭の中にいれておきましょう。

ダメージを恐れずに髪を染めて、パーマと一緒にかけたい!という人であれば期間や間隔を開けずにしても良いのかもしれませんが、髪をいたわりダメージさせたくないと言う人はやらない方がよいでしょう。わかりやすいようにまとめてみると以下のような感じになります。

  • パーマとヘアカラーは同時にしない方がよい
  • やるなら 色がぬけるのでパーマが先
  • カラーを先にすると結果の色の予想が難しくなる
  • おすすめの間隔は1週間空けるか、1ヶ月で交互にかける

髪が傷んでない時は髪が傷んだ時の状態がわからないので、最初は別にそこまで細かくしなくてもいいやと感じるかもしれません。ですが、時間が経ってくると髪のダメージは徐々に出てきて枝毛になったり切れ毛になったりしてしまいます。

それに髪がぬれるとゴワついて指が通らなくなり、お風呂に入るたびに髪がきしんでしまいます。これがなかなか侮れなく、引っかかりがでると意外にストレスになってしまいます。

しかも髪が薄いことを気にしている男性は特に抜け毛にもつながりやすいので注意ですね。髪がひっかかりなんだか毎日バスタオルに髪がくっついてくる。「自分はハゲてしまっているのだろうか…」とまたそれがストレスになってしまいそうです。

カラーとパーマを同時にしたいと言う時は参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

美容師歴18年札幌市内8店舗を経験。2021年5月から独立し自身の店「リトルストーン」を出店。美容師の悩みや仕事術、接客や商品に対してブログで紹介しています。

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